お年玉から始める子どものマネー教育



子供名義の預金

 

 

子供名義の預金口座についてですが、大人の場合ならネット銀行、インターネットバンキングは便利でいいのですが、子供の預金口座の場合は、できれば通帳が発行される都市銀行、地方銀行、ゆうちょ銀行などで作る方がいいでしょう。子供自身が実際に通帳を手にとり、入金の記録を見ることができるのは実感がわきやすいと思います。

 

せっかく、子供名義の口座を作るのですから、現金を預け入れるという体験もさせたいものです。冬休みや春休みなど、平日の昼間に親子で行ける日に、子供と一緒に銀行の窓口に行って口座を作りましょう。最近、銀行では従来よりも身元確認が厳しいので、子供本人を連れて行かないと、原則的に口座は作れないので、そこも注意してください。

 

郵送で申し込むという方法もありますが、子供への金銭教育も兼ねての事なので、是非、親子でいっしょに銀行窓口に行ってあげてください。

 

最近は大人だって、ATMやネット取引で殆どのことが済んでしまうので、銀行窓口を行くことが随分と減ってきています。でもここが肝心で、最初から、お金はATMから出てくるし、ネッでもいろいろ動かせる、という感覚にはさせたくありません。現実の銀行体験は意味があるものだと思います。

 

口座を作るのに必要なのは、親子双方の本人確認書類(免許証や健康保険証など)、印鑑となり、20歳未満の未成年者が口座を作るので、親の同伴も必要です。申込書は子供が15歳未満なら親でも記入できますが、15歳以上は申込書の署名欄は子供が自身で署名します。

 

お年玉をもらったら、窓口やATMで、子供と一緒に預け入れるようにしましょう。繰り返して預けていき、残高が増えていくことを経験させてあげましょう。