お年玉から始める子どものマネー教育



お小遣いの27倍!

 

 

あげる親の側にとってお年玉はやや大変な行事ですが、自分が子供の頃にもらって嬉しかったという気持ちを、上手に伝えるいい機会になるかもしれません。おめでたい年の始まりですし、お年玉でお金について親子で話し合うのもいいでしょう。

 

さて、何と普段のお小遣いの27倍!というのがお年玉です。子供の側に立てば、冬休みは子どもの黄金週間です。冬休みは欲しいものが次々と手に入る夢のような時です。年末のクリスマスは、サンタさんから欲しかったおもちゃをプレゼントしてもらう子供たち。最近は小学校低学年の子供でも、かなり高価なゲームをおねだりするのも当たり前のようになっているので、サンタさん(親)もかなり大変です。

 

そうした夢のようなクリスマスが終わっても、一週間後に今度はお正月がやってきます。子供たちにとって、お年玉というビッグボーナスが手に入ります。ズバリ、小学生の場合のお年玉は2万4518円となっているようです。

 

川崎信用金庫はお年玉について小学生対象に28年間調査を行っており、その調査によると、小学生がもらったお年玉の平均額は2万4518円(2010年)となっているのです。小学生が手にする金額としては結構な大金だとおもいます。

 

このお年玉の金額ですが、普段の小学生のお小遣いと比較してみると、小学生が1ヵ月にもらったお小遣いは、1~2年生は月に826円、3~4年生は月に905円、5~6年生は月に1150円となっています(金融広報中央委員会による2009年の調査)。3~4年生で比較してみると、普段のお小遣いの27倍ということになります。